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Message

Message

私の歌のテーマは〈生と死〉に向き合ってます。
生きている間にどれほどの事ができるか
わからない
けれども、終わってしまうからこそ 頑張れる
だから〈今〉が大事なんだと思う。

父が他界した時は
私は余りにも幼すぎて
〈死〉の意味がよくわかりませんでした。
伝えたいことは後からあとからあふれて
その想いを手紙にしたためては
枕の下にいれて眠りました。

その後、母も癌で入院し
余命いくばくもない時期に
コンサートに行きたいと言いました。
帰ってきたらそれは!それは!飛びきりの笑顔で
嘘みたいに元気になっていました。
そのとき、私は
音楽にはmiracleなpowerがあると感じたのです。

大切な人が生きているうちに
ありがとう

ごめんね
は、出し惜しみしちゃダメだと
そう思って今に至ります。

失ってから気づくことだらけだけれども
私にはまだまだやりたいこと
もっとできることが きっと、あるんだと思う

病院の敷地内に音楽hallがあって
外出許可の出ない患者さんも
生のライブを聴くことができたら
あの日の母はもっと喜んだかもしれない。
そんな風に誰かにとっての大好きな人が
元気になる歌が唄えたらいいなと思って

あなたの人生の道の途中に
私の言葉や歌が在ったならば
それはすごく幸せです。

あなたにありがとうを言いたくて

私はうたを歌う


一青 窈